対策(Measures)

−荒らし“LEVEL1”−

レベル1の荒らしというのは、一番幼稚な荒らしです。
相手をしてほしいから挑発的な書き込みや、相手を侮辱、もしくは怖がらせようとしたりします。「死ね、殺す」といった言葉も出てくることがあります。こういう相手は無視で十分です。どんな対応の書き込みも、曲解されたり、言葉足らずだと、その部分を突いてくるなど、かなり陰湿なことを繰り返されるはめになります。これは、コミュニティサイトや、ネットゲームなどでもよく見られる光景で、相手を陥れることによって、自分のウサを晴らすタイプです。

無視をしても被害が拡大することがありますので、書き込みのログは、IPや書き込み内容、日時や時間も含め、すべてを保管してください。訴える場合の十分な証拠になります。

−荒らし“LEVEL2”−

プロクシ(プロキシ、串、風呂敷)を通して、陰湿に書き込みを繰り返す荒らしです。このタイプは、直接荒らしが利用しているプロバイダを特定することが出来ません。

しかし、 書き込みの内容、時間、アクセスした場所という情報そのものは、プロバイダ、串サーバー、ホームページのサーバー、そして掲示板に情報は残ります。
ですから見つかった時により多くの証拠が残っているわけです。

また、被害を受けたということが明確に相手に伝われば、串サーバーからも、荒らしの加入しているプロバイダからも、アクセスログ等の情報を提供していただけますので、串サーバーからだから相手にバレないということはありません。

レベル1よりも少しだけ賢くなっていますが、掲示板の機能で、「プロクシでの書き込みを許可しない」設定にしましょう。これで、ほぼ大丈夫です。
また対応はレベル1と同じです。

もしも、掲示板にこの機能がない場合、よく使われる陰湿な言葉を、キーワードとし、書き込みをブロックしましょう。(これはレベル1にも使えます)

こういった機能のない掲示板を使用している場合は、ホームページの管理人の落ち度なので諦めましょう。掲示板を違うものに切り替えることをオススメします。

−荒らし“LEVEL3”−

自動書き込みツール、マクロなどを使用して、掲示板に無意味な書き込みが連続で書かれる荒らしです。掲示板を汚される上に、サーバーに負荷がかかるので、あまり好ましい状況とはいえません。こういう相手には、一時的に掲示板を停止し、すべての書き込みログを保管し、相手のIPアドレスをチェックし、早急に、荒らしの入会しているプロバイダに通報しましょう。

掲示板の機能で、荒らしのIPを書き込み不可にするか、一日に一回しか書き込めないように設定するなどの処置が望ましいです。

これを放置することは、サーバー負荷によるホームページの一時停止等が起こりかねません。こういう相手は、スクリプト厨(中坊)と呼ばれ、こちらの無視、及び、言葉での説得は一切聞き入れませんので注意が必要です。

しかし、プロクシ書き込みをブロックした状態であれば、荒らしが入会しているプロバイダを突き止めることは容易なので諦めないことです。

−荒らし“LEVEL4”−

書き込み後に、書き込み内容以外の、IPや書き込み時間等の情報を自分で削除もしくは改竄出来る高レベルの荒らしです。このレベルになるとわたしには対処のしようがありませんが、プロバイダに情報が残っている場合が多く、掲示板の書き込み時のIP情報取得だけでなく、訪れたページすべてでIPチェックを入れておくことで、少しでも相手を突き止めやすくする情報とすることが出来ます。

しかし、やはり改竄まで出来るレベルになると、小規模な個的ホームページを荒らすという小さなことには関心を示さなくなります。自分の実力を試すために、大手サイトを狙うようになったりします。…まあ、このレベルになると立派なハッカーですけどね(笑)

あっ、一応勘違いしてほしくないのは、ハッカーやクラッカーのすべてが、荒らしのレベルアップではないということです。個人的な感情だけで動くのが荒らし、自分の実力を計るために動くのがハッカー。そのハッカーに破壊という概念が入るとクラッカーです。



各サイトでの誹謗中傷や荒らしに対する記述をここで紹介します。
(現在は、まだまだ数は少ないですが。)

誹謗中傷等、法律の適用事例さんより

悪さをしたひとのIP、個人情報をプロバイダーが発表できる

2002年4月から、サーバーの管理会社が独自に悪さをしたひとのIPや名前などの個人情報を発表できる様になりました。以前は荒らされている側が、警察の捜査令状を提示する手配をしなければいけなかった所、プロバイダーに頼めば内容によって知らしてくれたり、発表してくれたりできます。大変な進歩です。手間のかかり具合が大変軽減され、訴訟へもスムーズになります。


yama_911を追い詰めようより

荒らし本人が荒らしと自覚していない低いレベル(分かっていても口では認めない荒らし)ですが、どこからアクセスしているかは、これくらいまではアクセスログさえ取っていれば、管理人は解析可能です。


ネット上の荒らし退治より

わたしの書き方より、かなりやさしく書かれているので分かりやすいです。荒らしの入会しているプロバイダへのメールの書き方も書かれていますので、IPまで分かっているけど、プロバイダへはどう通告したらいいか分からない人などは、一度ご覧になってみては。


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